ホーンテッド! 読了

ホーンテッド! (MF文庫J)

ホーンテッド! (MF文庫J)

「好きです!ボクと付き合ってください!」高校生の久遠悠紀は、ある日、ものすごく怖い顔をした幼馴染みの白咲深春に告白される。なんとなく好かれているという予感はあったし、深春のことは嫌いじゃない…そう思いつつ、悠紀は返事を保留した。「待ってる」と晴れやかにこたえた深春は、じっとしていられないように走り去り―そうして、事故に遭った。驚きと悲しみで、深春の遺体にとりすがって泣き叫ぶ悠紀。「深春、大好きだあっ」と叫んだそのとき、聞こえてきたのは…!?新進気鋭の著者が贈る、アンチ・正統派ラブコメディ。

 今をときめく『はがない』の作者のデビュー作。ま、例によって、代表作は後に回して読むという魂胆です。とりあえずこれから刊行順に読み進めていくつもり。・・・・・・アニメ化発表の前までには『はがない』までたどり着きたいなあ。恐らく6巻発売時に発表と思われるので、それまでがタイムリミットか。

 なんだかヘンテコな作品。ヒロインは開始早々に轢死するという突飛な展開に、いやに主人公が尖っていて読んでて佐藤友哉を彷彿とさせる。確かにアンチ・正統派ラブコメディと言うのも納得できる。
 そしてとにかく嘘をつくので、後半になりにつれて書いてあることが信じられなくなっていくぅ! みーくんよりも前にこんな嘘つきがいたんだなあ。

 しかし、これを読んだだけで『はがない』は一ページたりとも読んでないというのに異様なほどに優越感が湧いてくる・・・・・・!