薔薇のマリア Ver0 僕の蹉跌と再生の日々 読了

薔薇のマリアVer0 僕の蹉跌と再生の日々 (角川スニーカー文庫)

薔薇のマリアVer0 僕の蹉跌と再生の日々 (角川スニーカー文庫)

漆黒のダンジョンに、お宝目当てで潜り込む美しき“侵入者”がいた。名はマリアローズ。外見以外取り柄のないマリアにとって、チマチマ稼ぐことが唯一の生きる道だった。ある時、ド派手な鎧に身を包む謎の大男とその仲間に誘われ、危険度最悪の“閉鎖魔宮”に潜入することに。慣れない集団戦、おのれの弱さに絶望、くじけそうになるマリアに対し、謎の大男のとった意外な行動とは!?史上最弱の主人公と誇り高き仲間たち最初の物語登場。

 最初、「あ、外したかな」と思ったけど、文章に慣れるとけっこう面白い。
 いや、文章が硬そうなイメージを持っていたもんでね・・・・・・。いざ読むとそうでもなかったので意外。しかもさらりと重い描写をしちゃうところがステキ。

 あれだ、これはもしかするとマリアを愛でる作品なのでは・・・・・・? あ、違う?
 とにかく、キャラの個性が強い。そんなキャラたちも、アジアンという一人の変態によって薄れてしまうのだけど。コイツはやばいぜ、変態なのに今のところ敵なしなんだもの。
 さらに驚いたのは、「トマトクン」なんて名前のキャラが出てくること。まさか本名ではないと信じたい。作中でも突っ込まれているしね。

 にしても既刊が21冊か・・・・・・。これをすべて読むのはなかなかに骨だぜ。今月中に・・・・・・は厳しいか。