新約 とある魔術の禁書目録 読了

ローマ正教の暗部『神の右席』最後の一人、フィアンマがロシアから起こした第三次世界大戦は、上条当麻の活躍により終結した。彼の、消失と共に。ここは上条当麻が存在しない世界。魔術サイドは再編・改善がすすみ、信徒たちには安息の日々が訪れていた。科学サイド総本山の学園都市では、最強の超能力者・一方通行が、『闇』と手を切り、打ち止やめ番外個体と共に騒がしくも穏やかな日常を過ごしていた。そこには『グループ』の影も無い。元スキルアウトの無能力者・浜面仕上は、ロシアで手に入れた『闇』との交渉材料を懐に、絹旗、滝壼、そして帰ってきた麦野と共に新生『アイテム』を結成、活動を再開する。闇からの『卒業生』たちは、平穏を手に入れたのだ。―凶悪な『新入生』が、彼らの前に現れるまでは。新約編、スタート。

 禁書はずっと人から借りて読んでいて、この春から貸してくれていた友人とは違う学校になり、どうしたもんかなと思っていたら、新約から買う、という人が同じ学校に行くので、運良く借りられました。しかし、こんなに周りに買う人がいるってのはさすが禁書と言ったところかな。

 新約とは銘打っているけど、普通に23巻と考えて問題なし。
 今回は科学サイドのお話。トンデモ科学に拍車かかりまくり。脳内再生したら映像がとんでもないことに。現実にあったら世界滅亡してしまうんでないかね? まあ、そういう細かいところを気にするか否でこの作品の評価ってずいぶん変わってくるよね。
 読んでて、こんな文章だったっけ? と何回も思った。なんかすごくあざとい、狙った文章になってる気がするんだけど・・・・・・。うぅーん、前からだっけなあ。
 ラストではみんなの上条さんも登場。さすがヒーローは遅れてやってくるのでした。
 ま、次の巻もさほど待たずに読めるんじゃないかな。