阿修羅ガール 読了

阿修羅ガール (新潮文庫)

阿修羅ガール (新潮文庫)

アイコは金田陽治への想いを抱えて少女的に悩んでいた。その間に街はカオスの大車輪!グルグル魔人は暴走してるし、同級生は誘拐されてるし、子供たちはアルマゲドンを始めてるし。世界は、そして私の恋はどうなっちゃうんだろう?東京と魔界を彷徨いながら、アイコが見つけたものとは―。

 久しぶりの舞城。四ヶ月ぶりかな?
 こういう系統の、というか純文学を★で評価付けをするってのはどうなのかな、と思ったんだけど、記事である以上は・・・・・・ということで、一応の★で評価。
 まあ、いつもの舞城だなあって感じ。とりあえずこれと『煙か土か食い物』が代表作って位置づけなんかね、世間一般としては。しかしよく考えたらこれもようやく読んだし、煙〜もまだ読んでない。けっこう読んでるつもりなんだけどなー。

 そしてこれといって書くこと、いや、自分では書けることもそんなにないもんで話が広がらない。二部はある作品にインスパイアされているみたいだけどそれも知らないし。
 ああ、そういえば三島由紀夫賞の受賞作だそうで。たしかユヤタンも受賞してたような・・・・・・。しっかし、こう聞くと三島由紀夫賞がなんともヘンテコな賞に思えちゃうような。確かに割腹自殺とか肉体改造とか家畜人ヤプーとのエピソードとか、印象的ではあるけどね。
 以前、『金閣寺』を読書感想文のために買ったものの、読まずにいてそのまま失くしてしまったこともあったなあ。