クリムゾンの迷宮 読了
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 1999/04/09
- メディア: 文庫
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火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。死を賭した戦慄のゼロサムゲーム。一方的に送られてくるメッセージ。生き抜くためにどのアイテムを選ぶのか。自らの選択が明日の運命を決める―!
あっるぇー? 『天使の囀り』に続いて、またも今までで一番面白いかも。
いやあ、最近、読む本に課す、「自分の中のハードル」が高くなっていっている気がしてならないね。貴志祐介の本を読み始めてからだよ・・・・・・。
どの作品も面白いんだよね。並の面白いじゃなくて、かなり面白い。だから自然とハードルが上がっていっちゃうんですね。慣れってのは怖いなまったく!
ちょっと前に読んだ『扉の外』と似た感じの内容。やっぱこういう系統のものが好みなんだなあ。あっちよりグロと人間の狂気マシマシだけどね!
虫をガンガン食っちゃうぜ! 泥を体に塗りたくってでも体の水分の消費を防ぐぜ! 餓え死なないためには人間だって殺して喰うぜ!
とにかくあまりお行儀が良いとは(かなりと言ったほうがいいか)言えない内容だけど面白いものは面白い。そんな本がブックオフにでも行けば100円で買えちゃうんだからたまりませんな。
こんなに楽しませてくれる作家だし、そろそろ新品で買おうとは思ってはいるんですけどね・・・・・・。そこはやっぱりね、高校生の財政事情はあまりよろしくないんですな。・・・・・・バイトすりゃいい話なんだけど、ね・・・・・・。