クリムゾンの迷宮 読了

火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。死を賭した戦慄のゼロサムゲーム。一方的に送られてくるメッセージ。生き抜くためにどのアイテムを選ぶのか。自らの選択が明日の運命を決める―!

 あっるぇー? 『天使の囀り』に続いて、またも今までで一番面白いかも。
 いやあ、最近、読む本に課す、「自分の中のハードル」が高くなっていっている気がしてならないね。貴志祐介の本を読み始めてからだよ・・・・・・。
 どの作品も面白いんだよね。並の面白いじゃなくて、かなり面白い。だから自然とハードルが上がっていっちゃうんですね。慣れってのは怖いなまったく!

 ちょっと前に読んだ『扉の外』と似た感じの内容。やっぱこういう系統のものが好みなんだなあ。あっちよりグロと人間の狂気マシマシだけどね! 
 虫をガンガン食っちゃうぜ! 泥を体に塗りたくってでも体の水分の消費を防ぐぜ! 餓え死なないためには人間だって殺して喰うぜ!
 
とにかくあまりお行儀が良いとは(かなりと言ったほうがいいか)言えない内容だけど面白いものは面白い。そんな本がブックオフにでも行けば100円で買えちゃうんだからたまりませんな。
 こんなに楽しませてくれる作家だし、そろそろ新品で買おうとは思ってはいるんですけどね・・・・・・。そこはやっぱりね、高校生の財政事情はあまりよろしくないんですな。・・・・・・バイトすりゃいい話なんだけど、ね・・・・・・。