火目の巫女 読了

火目の巫女 (電撃文庫)

火目の巫女 (電撃文庫)

その国は、“化生” と呼ばれる異形の怪物に脅かされていた。
化生に対抗できるのは、「火渡」 という弓を預かるただひとりの “火目” だけ。

火目を目指すものたちが集う、宮中の火垂宛──。
そこには “御明かし” と呼ばれる三人の火目候補、化生に村を焼かれた伊月、どこか謎めいた盲目の佳乃、無邪気で才能溢れる常和がいた。
化生との遭遇と戦い、火垂宛からの脱走。
三人はさまざまな苦難を経験し、時に諍い、時に助け合いながら絆を深めていく。

そんな折、化生の勢力が増し、当代の火目の衰えが囁かれるようになった。
そして伊月は、御明かしと化生の奇妙な共通点を見つけるが……。

 杉井光の本読むのって、そういえば半年ぶりだなーっと。神メモ5巻以来かな。
 そしてどことなく漂うイタカ臭。いや、イタカが火目巫女臭を漂わせていたって言ったほうがいいのかな?
 まあこの作品も他と違わず、読みやすい! 話はともかく、だけど(笑)
 だって重いよコレ! 某所では「イタカほどではない」って言われてたけど個人的にはイタカよりキたかなあ。中盤まで、暗いけど退屈だな〜、とか油断してたら、一気に落とされたもん。しかも、もう一回落とされたからね。
 
 今回もいつも通り、完結してもいいように書かれてるけど次の巻が・・・・・・あるのか、うん。さてどうなるやら。