インシテミル 読了

インシテミル (文春文庫)

インシテミル (文春文庫)

「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで時給十一万二千円がもらえるという破格の仕事に応募した十二人の男女。とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を知り驚愕する。それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった―。いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場。

 今月、映画のDVDが出るみたいですね。・・・・・・早くないですかね? 放映したの、ついこの間だったと思うんですけど・・・・・・?
 ま、映画の方にはさして興味ないんですがね。評判もあまりよろしくない、みたいだしね。

 さて、『扉の外』に続いて、また閉じ込められてます。もっとも、こっちは強制じゃあないけど。狙って読んでるわけじゃないけど、重なるときは重なるもんなんですな。
 うん、安定した面白さ。去年『ボトルネック』も読んだけど、この分だと既刊はどれに手を出してもいけそう。っていうか、例によって何冊かすでに買っちゃってるんですが。

 あれですな、ちょっと変わってるなって。途中であんな展開になるとは思いもしなかった。確かに「淫してみる」なのね。にしても、「まさか『ヴァン・ダインです』で〜」の部分が(笑) 先に『十角館の殺人』読んでおいてよかったー。