Story Seller 読了

Story Seller (新潮文庫)

Story Seller (新潮文庫)

これぞ「物語」のドリームチーム。日本のエンターテインメント界を代表する7人が、読み切り小説で競演!短編並の長さで読み応えは長編並、という作品がズラリと並びました。まさに永久保存版アンソロジー。どこから読んでも、極上の読書体験が待つことをお約束します。お気に入りの作家から読むも良し、新しい出会いを探すも良し。著作リストも完備して、新規開拓の入門書としても最適。

 しばらく講談社文庫で、人が死ぬようなものを読んできたけど今回は違うぜ! 
 
 と、いうことで読んでみたわけですよ。興味ある作家が多かったもんで。今回初めて読んだのが近藤史恵有川浩・本田孝好の三人。といっても、佐藤友哉は『フリッカー式』、道尾秀介は『向日葵の咲かない夏』、米澤穂信は『ボトルネック』の各一冊づつで、伊坂幸太郎に至っては短編一本しか読んでないですがねぃ!
 
 どの作家の短編も楽しめたかなあ。「なんかいい感じ」の話が続くと思ったら有川浩でガツーンときたけど(笑) で、それに出てきた「普通に暮らす分には問題ない家族」って、ほとんどの家族が当て嵌まるような気がした。
当て嵌まらない家族なんてそうそういないんじゃないかな?
 
 で、読んでて特に気になったのは伊坂幸太郎。この人、読点たくさん打つなあって。で、そんなこと考えてたら、「読点はある程度年いった人はたくさん打ち、反対に若い人はあまり打たない」みたいなことを聞いたのを思い出しまして。でも自分は意識しないとボンボン打ってるしなあ、とか考えて結局のとこ結論は出ずじまい・・・・・・ま、だいたいの物事は最後には「人それぞれ」に着地するんですよね。そんなもんかなあって。
 あ、話は面白かった。群像劇ってのも自分好みだし、台詞回しがいいカンジ。・・・・・・っていうか、今出てる分の文庫は買い揃えちゃったから楽しめないってのは勘弁なんですけどねwwwwwwwwwww


 ああそうそう、新潮文庫ってスピン付いてるけど、新潮文庫は久しぶりに読んだからか、「あれ? 栞どこやったっけ?」みたいなことがあったのは内緒なんだぜ!