BLACK BLOOD BROTHERS S2 -ブラック・ブラッド・ブラザーズ 短編集- 読了

「コタロウ君、自分たちの仕事ぶりについてどう思う?」
「兄者が悪者を退治して大活躍だよね!」
…そうね。それで、倉庫ふたつと、隣接するビルの一部を壊したわよね」
「正義にはギセイは必要なんだよ!」
「…実はあたし『カンパニー』の始末書連続提出記録を更新中なの。コレも護衛のアナタたちのおかげよねぇぇぇ」
「えへへ、それほどでもないよ!」
「くぅぅ、皮肉も通じないのか、こんのお気楽極楽吸血鬼兄弟っ!!」
これは人間と吸血鬼間に起きたトラブルを処理する若き調停員・葛城ミミコとその護衛たる吸血鬼の兄弟、望月ジローとコタロウの活躍を描いた物語…のハズです…。
新感覚吸血鬼ストーリー、労働とハードボイルドの短編集第2弾!!

 短編集も二冊目。まあ、前回と同じような感じ。あ、でも今回の方が色んな話あるかも。妙に吸血なお話とかやけにお話とかね。
 その中で一番インパクトでかかったのが、セイがミミコの家に遊びに来る話。ゲームをするんですよ、セイとコタロウが。しかしやりこんだというセイが、初めてやるコタロウにこてんぱんに・・・・・・! おまけにミミコや機械オンチのあのジローまでもが圧勝する始末。
 まあアレですよ、セイがイライラすればね、色々とマズイことが・・・・・・! そしてそのセイはマジで怖い! いやホント!
 
 あ、そうそう。あとがきがみーくん風味。
 どうやらアニメ化が決まったらしく、異様に高い、いや、おかしいテンション。ある意味で一読の価値ありかも。