スプライトシュピーゲルIV テンペスト 読了
スプライトシュピーゲルIV テンペスト (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 冲方丁,はいむらきよたか
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/04/19
- メディア: 文庫
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大量虐殺による戦犯法廷――そこに召喚されたのは「七名の証人」だった。彼らを守るために動き出すMSS。証人たちが次々と殺されていく中、MSSとMPB、六人の特甲児童の運命が今、交差する!
ぶはああああああああ! 長い、長かったあ! でもでも、話もホンットに熱くて面白い! しかも片方だけでここまで面白いってのがもうね。まだ半分あるのに、オイレンが。リンクもこれまでとは比較にならんくらい。MPB側と同時進行、同じ戦場で協力。いやあ、オイレンが楽しみ。
そんで今回の内容。まず始めに中編がありまして、本編はその後から。そして本編の前半はTRPGがメイン。これがすごいのなんの。マルドゥックのカジノパートを彷彿とさせる。遊びのゲームであるはずなのに、恐ろしいまでの緊張感がある。しかもそのテーマが水管理法を取り扱うガチっぷり。いやあ、毎度のことながら勉強になります。
で、後半は(表現が不謹慎だけど)いよいよ事件発生。ここからが怒涛の展開。「そんな!」と思わず叫びたくなるような現実が叩きつけられる。そしれMPB側との連携も始まる。もうここからテンションマックス。息をも吐かせぬ速さで進んでいく。
ちなみに今回もおまけ掌編があるよ! 前回以上に暴走しまくりで伏字の嵐。もうフォースがヤバイ、迸りすぎ。
・・・・・・にしても、冬馬はもうちょいマシな夢は見れないもんかねえ(笑)