嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり 読了

まーちゃんが、殺人犯に攫われた。
 僕の元から、まーちゃんが消えた。バカップル伝説も終焉を迎えた。
 長瀬透殺人事件に起因する自分自身との無益な争いに精を出していた間に攫われたんだから、まったくもって笑えない。
 しかも犯人は、長瀬だけでなく、僕の知り合いを次々と殺してまわった人間でもある。
 そして、今だ犯人は逃亡中。
 この事件だけは、僕が終わらせないといけない。
 敵は二つ。殺人犯と、僕自身。内外からの挟み撃ちだ。相手にとって不足はないが、相手からすれば標的は不足だらけだろう。
 だからって、まーちゃんを諦めると、僕はみーくんじゃなくなる。
 出来る内に、出来ることを。『ぼく』 が終わる前に。

 ついに完結ですよおおおおおう!!! いやあこの巻、一年ぶりだったんですねえ。僕は最近読んだのでそこまで待った気はないけど・・・・・・やっぱ集めてる作品がリアルタイムで完結するっていうのは特別嬉しいもんですね。しかもそれがハッピーエンドで終わるのは。・・・・・・ん? これハッピーエンドなのか? うん、ハッピーエンドのはず。・・・・・・ハッピーエンドでしたっっっ!!
 
 いやあ、今回もだまされた! みーまー読んでてスカっとしたのは初めてかも。でもよく読めばちゃんと違うってわかるんですよね。おのれ×××! またお前か! ってね。一巻を読み返したくなるお話。9巻で濃厚なイチャイチャを繰り返した壁も出てきたのも個人的には良かった(笑)
そして最後を締めたのはまさかまさかのあの人。まさか想像なんて出来るわけないんだぜだぶーいだ。

 さてさて、みーまーの場合、あとがきで終わりと言ってもまた出るんじゃないかと勘繰りたくなるけど、さすがに出ない・・・・・・よね? いや、出れば喜んで買いますようふふふふふ。