マルドゥック・ヴェロシティ3 読了

マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA)

マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA)

灼熱の暗黒、失墜する魂
殺戮の果て、男の虚無への軌跡は終極に至る
ギャングの世代間抗争に端を発した拷問殺人の背後には、闇の軍属カトル・カールの存在があった。ボイルドらの熾烈な戦いと捜査により保護拘束されたナタリアの証言が明らかにしたのは、労組対立を利用して権力拡大を狙うオクトーバー一族の影だった。ついに牙を剥いた都市システムにより、一人また一人と命を落としていく09メンバーたち。そしてボイルドもまた、大いなる虚無へと加速しつつあった--暗黒と失墜の完結篇

ふぅ・・・・・・。今日更新することで週末に更新の法則をぶち壊せた・・・・・・

さて、完結編・・・・・・なのですが、わかってはいてもなかなかスッキリとはしませんなあ。前回の引きの後、遂にクリストファー死亡。クリストファーが死んだだけで(だけってのはあれかな?)随分と状況/雰囲気が変わる。ボイルド視点だから淡白な雰囲気なのは最初からだけどそれに拍車がかかったような気がしないでもない。
そして09のメンバーが次々と散っていくのも読んでてほんっとに辛い。あ、ついでにカトル・カールも(笑)

そんなもんだから微妙かとも思ったけどそこはやっぱりうぶちん、200ページ辺りから更に加速。一瞬たりとも目が離せない展開に。
最後まで読んでも報われない・・・・・・けど、これがあるからスクランブルが際立つんだなとも思った。また読もうか・・・・・・。当分先のことかな。


そういえば、今回も後書きが凄絶。アノニマスの後書きでも嘔吐するんだろうか・・・・・・? 体は大切にしてほしいな!