カオス レギオン04 天路哀憧篇 読了
カオス レギオン04 天路哀憧篇 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 冲方丁,結賀さとる
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/07/16
- メディア: 文庫
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あの海の向こうへいつだって、私たちは世界が溢れるくらい笑って怒って泣いた。だから、今、はっきりと言える。あなたに会えてよかった。
「ノヴィア、そんなに吠えると、ジークに嫌われるぞ。蔵の番犬みたいだぞ」「い、犬…。泥棒猫みたいな人が、何を言うのっ!」あの頃の私たちは喧嘩ばかりだった。今ならその理由がわかる。キリが私にないものをたくさん持っていたからだ。自由で、強くて、誰とでも仲良くなれて。それでも、私にとって初めての同い年の仲間だったし、本当はキリと一緒に行ってみたかった。ジーク様が言っていた「全てが終わり、全てが始まる場所」―そう、海へ…。大幅加筆で生まれ変わった、大人気ファンタジー長編!!
ふ、ふふふ・・・・・・また分厚くなってる・・・! いや、もういいんですよ。厚くなってこそだもの。
まあこんなこと言えるのも、見合った面白さがあるからでして。
今回はすごいですよ。なんといってもトール。以前から兆していた思いを遂に行動にしましたよ! トールが気に入っている自分としてはトールが活躍しているこの一冊には★5個を付けざるを得ない。いやいや、それ抜きでも十分★5だけど。でもそれくらい、トールの行動が自分には大きいものに感じられたってわけっす。そういうことっす。
そんでね、ドラクロワの動向も徐々にではあるけど見えてきて、着実に確実に完結へと向かってます風が吹いてきてます。
さて、前巻から登場したクランチ!今回もいるよ!
ちょこちょこ現れるんで、シュピーゲル読んでカオレギ読んでない人はぜひぜひ。