マルドゥック・スクランブル The First Compression 圧縮 読了

なぜ、私なの?―賭博師シェルの奸計により、少女娼婦バロットの叫びは爆炎のなかに消えた。瀕死の彼女を救ったのは、委任事件担当官にしてネズミ型万能兵器のウフコックだった。高度な電子干渉能力を得て蘇生したバロットはシェルの犯罪を追うが、その眼前に敵方の担当官ボイルドが立ち塞がる。それは、かつてウフコックを濫用し、殺戮のかぎりを尽くした男だった…弾丸のごとき激情が炸裂するシリーズ全3巻発動。


いやー、すごいすごい。
既に大今マルドゥックを読んでいたことが功を奏したのか、内容がやけに頭に入ってきたなあ。でもなにより、疾走感あふれる文体が一番おおきいんだろうなあ。カラカラと乾いた世界観に合ってると思います。

そんで、各章のサブタイトルがいい!言い得て妙、ですねぇ。
畜産業者もインパクトが大きすぎる(笑)名前からしてもうアレですってwwもう登場しなさそうなのがある意味惜しい。

内容は、前半が少し退屈に思ったけど、後半になるとそりゃもう勢いマシマシ。爽快感がすげえ。そしてその後が一気に落ちる。話にぐいぐい引っ張られる。
いやあ、そろそろ明るいのを読みたいとか前回は言ったけど、これは(決して明るいものではないけど)そんな気分をぶっ飛ばしてくれそう。次も期待。
早く読もうっと!