微睡みのセフィロト 感想

微睡みのセフィロト (ハヤカワ文庫JA)

微睡みのセフィロト (ハヤカワ文庫JA)

〈『マルドゥック・スクランブル』の原点 傑作SFハードボイルド、待望の復刊〉300億の微細な立方体に混断された男。世界連邦保安機構の捜査官パットは、第四次元感応者の少女ラファエルと捜査を開始するが……

さてさて、ガッツリ読んだ後なので軽めのものを。あ、精鋭になるためのトレーニング第四弾ということにしとこう。
いやまあ、これが軽いかどうかっていうとなかなか難しいんだけども。
それでもやっぱり、イリヤは濃かったし、この本はページ少なめってのもあって読みやすかった。

そもそもSF自体、あまり読んだ事ないってのとハードボイルドって単語からしてどんなもんかなと不安だったけども、蓋を開けてみれば展開されていたのはバリバリの異能バトル。実はうぶちん入門にはちょうどいい作品なのかな。

内容はというと、特殊能力はないものの身体能力がすんげーおっさんと、特殊能力がべらぼうにスゴイ少女(17)が、おっそろしい特殊能力で生きたままにバラバラにされちゃったお偉いさんを助けるために奔走する話。
正直、期待以上だった。同時にやっぱうぶちんすげえな、と。読む作品がどれも期待以上だから安心して買えるし次の作品を読むのが楽しみでしかたなくなる。
それにまだ若いしこれからどんな凄い作品が出てくるか想像できないなあ。今はまだ忙しいみたいだけど、早いとこテスタメントの2巻出るといいなあ。3巻が出るまで読まないでおくつもりなんで・・・!

次はギットギトなやつを読むつもり。