ある日、爆弾が落ちてきて 感想

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

爆弾だって恋をします!? 7つの短編で綴られる珠玉のラブストーリー!

ある日、都心に投下された50ギガトンの “新型爆弾”。
それは、なぜか昔好きだった女の子に似ていて、胸にはタイマーがコチコチと音を立てていて……。
ひょんなことから “美少女型爆弾” とデートすることになった少年の姿を描く表題作をはじめ、
「くしゃみをするたびに記憶が退行する奇病」、「毎夜たずねてくる死んだガールフレンド」、「図書館に住む小さな神様」、「肉体のないクラスメイト」 など、書き下ろしを含む、7つの物語を収録。
古橋秀之が贈る、温かくて、おかしくて、ちょっとフシギな、“ボーイ・ミーツ・ガール” の物語。


いやはや、表紙開いて口絵を見て、買う本間違えたかと思った(笑)
それでも折り返しのあらすじには古橋秀之と書いてあるし、表紙を見ても背表紙を見てもやはり目の前には古橋秀之という文字。
ううむ、フノレハシでもこんな爽やかなことがあるんですねえ。
だって今まで読んだ本の雰囲気は他のラノベと比べても随分と浮いていたし・・・!

まあそれはともかく内容。
あらすじにある通りの短編集。
しっかし、読んで真っ先に思ったことが「これ本当にフハルツ書いたの?」という。
や、失礼いたしました。ホント、器用な方だと思います。
にしても読後の感じはピアノソナタに似てると思いました。後腐れも何も無くただただ「いいなあ!」と思える本って案外少ないんですが、この本はそうだった。なぜか学校の図書館にもあったのにも納得の作品。
人にも薦めたいなあ、うん、薦めよう。
おっと、少しそれた。
基本的にどの話もテーマとして「時間」が含まれています。あとがきにちょっとした解説が載ってるのでピンとこなくても安心の親切仕様。

さて、次回もボーイミーツガール物を読んでみるつもり。
次回はあのイリヤです。