IX(ノウェム) 感想
- 作者: 古橋秀之,松竜
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2003/02
- メディア: 文庫
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五行算法の使い手――趙五行らに囲まれて育った燕児は、ある日一人の少年と出会う。
少年の名は九郎。少年は人のものとは思えない伸縮自在の腕を持ち、そしてその腕は世界に関わる巨大な謎を秘めていた……!
“勁力”と呼ばれる超常の力と、鍛えぬかれた身体、そして恐るべき武器の数々――全てが渾然一体となったとき、ひとつの世界が現出する……!!
初フノレハシ。
今回も代表作は後回しの主義に従って、まずはこの作品。
はてさて、ライトノベルと言えども他からは少しいや、かなり浮いてる気がしました。
まず舞台からして中国。そして文体も硬いのなんの。
それでも、文章が上手い上にページ数は少なく、更には細かく章分けされてるのであっという間に読み終わる。
そんじゃ内容。
あとがきでワイヤーアクションと述べてあったのですが、まさにその通り。ビュンビュン跳ねて巨大な武器を豪快に振り回し・・・と、読んでて気持ちいい。三国無双をイメージするといいかも。
おっと、内容とか言いながら微塵も触れていなかった・・・!
上にも書いたとおり、舞台は中国。
そこの・・・まあ、武術一家みたいな集団の構える基地的なところにい「一日十殺」を掲げる男・罪炎が頭を勤める集団・火龍幇が襲来!
そんでもってみんな逃げて、紆余曲折あって火龍幇のアジトに乗り込み、罪炎を退ける。
そこで終わり。
続きは出てない。
出ないっぽい。
でもメディアワークス文庫の「ケルベロス」がこれの続編とかそういう話も聞きますな。
そういえば、タイトルの意味はなんなんだろ?わからん。