砂漠 読了

砂漠 (新潮文庫)

入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

　あまりいい評判を聞かないから期待せずに読んだんだけど、思っていたほど悪くはなかった。やっぱり、自分で読んで判断するって大事。

　ただただ、男女５人の大学生活を描くお話。だからそんなにストーリーに起伏はなくて、若干退屈に思う人もいる･･････かな。で、最後まで気付かなかったんだけど、季節(章)が進むたびに１年が経ってる。ちっとも気付かんかったわー。

　どうやら西嶋の人気が高いようだけど、自分は鳩麦さんが気に入った。社会人なのに、さも当然のように５人の環に加わっているのがおもしろくてしかたがない。
　ホストと長谷川さんに振り回されてばかりの四年間とも言えなくもないのかもね！？