タマラセ 幼馴染はドラゴンを喚ぶ 読了

亘理の狙いは、隕石をまねく魂裸醒「レッド:ドラゴン」の発動実験と同時に、後天性魂裸醒を全滅させることだった!陰謀を阻止すべく、九里浜探偵局(仮)は確執を超えて八阪井三十四たちと手を組むことに。とはいえ、レッド・ドラゴンの発動でほとんどの魂裸醒が能力を発揮できない―そんな状況下、過醒が進む三助は、戦えば我を忘れて暴走するにもかかわらず、夏月と共に戦いの先陣に立とうとする!圧巻のクライマックス!!

 ついに完結ゥ!
 いや、冗長にもならず、すっぱり完結してまことによろしい。最後までトンチキだったのは見事。というか、ライトノベルできっちり完結するもの自体が少ないので、それだけで若干の価値がある。
 のかもね!

 にしても、この巻と前回の短編集は400ページオーバーなんだけど、スニーカー文庫だとずいぶんな分厚さ。電撃だと若干ページ少なめに思うんだけどね。まあこの辺は紙の質によるのだから仕方ない。というか、電撃の紙はちっと安すぎるんじゃないのかい。そりゃそれ相応の値段といえばそうなんだどさ。

 前巻で過醒紋が現れてやばいことになった三助。結論から言っちゃえば助かります。これで結衣ちゃんも安心!
 っていやいやいや。この巻読み終わるまでは安心ならないか。
 しかしアレだ、佐土原兄妹のあの存在感はもうすこしどうにかならなかったもんかね? 奴らが好き勝手暴れまわったせいで亘理もだし、一花もいまひとつショボい印象が。
 人体トランスフォームしたと思ったら、三人集まると今度は三身合体って何だよソレって感じだよ。グレートサドハラーってなんなんだよオマエラ。もう少し回りのキャラに気を遣って目立てよな!

 ・・・・・・タマラセ2、やらないかなー。なんて。嘘から出た真を狙おうぜ!