タマラセ 彼女はキュートな撲殺魔 読了

最近、平磐は青い手袋姿の撲殺魔(実は殺してないけど)で話題騒然。って、最新の犠牲者は僕なのか!?三助は隣家に引越してきた少女夏月に誘われた公園で、噂の怪人の殴られる。その正体は…夏月!?彼女は自分の幽体から武器を生みだせる異能者タマラセで、市内に急増するタマラセの力に目覚める者を止めるためにやってきたのだ。可愛い怪力娘に頼られた三助は奇妙な能力者との戦いに突入する!

 あのセンカショックから早二週間・・・・・・。もうジャガイモの芽しか残らないのは嫌だ! タマラセもセンカみたいだったらどうしよう、そんな気で読んだのですが・・・・・・。


 ま っ た く の杞 憂 だ っ た よ !

 ふっつーに、いやかなり面白いやんけ! センカはなんだったのマジで? って感じですよHAHAHA!
 ビクビクしながら読んだんだけど、蓋を開けてみれば、読みやすい文章にやたら喧嘩っ早いキレ気味のキャラ、サクッと人殺しちゃうようなどこか壊れかけた倫理観、なんかズレてるギャグが広がってましたよ!
 特に出だしは本当にすごいと思った。あそこまで強烈なつかみは初めて読んだ。一般と比べても一切遜色ない。断言する。※あくまで自分基準
 だって、おばあさんが拾ってきた桃を躊躇なく両断しようとするおじいさんがいるなんてまさか思わない。しかもそのじいさん、吸血鬼ハンターだし。
 この冒頭が気に入ったなら、間違いなくこの作品を楽しめると思う。
 ただ、誰かが言ってたんだけども、地に足が着きすぎちゃってるってのもわかった。安定してるってことでもあるんだけどね。

 とにかく、続きを読むのが楽しみ。