スプライトシュピーゲルII Seven Angels Coming 読了
スプライトシュピーゲル II Seven Angels Coming (2) (富士見ファンタジア文庫 136-9)
- 作者: 冲方丁,はいむらきよたか
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 文庫
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旧ソ連の人工衛星〈アンタレス1140号〉が軌道修正に失敗、ウィーンの森に落下する。超小型原子炉を搭載したそれは、核爆弾への転用が可能だという情報をつかみ、出自も目的も違う七つのテログループが動き始める
今回はオイレン弐のストーリーをMSS側の視点で展開していくというもの。こっちの組織のが見える範囲が広いですねえ。それもあってか話が摑みやすい。
いやまあ、基本的にオイレンよりこっちのが読みやすいんですな。オイレンほど重くないし話の着地点が既に見えてるので。
でも話の大部分が分かっているのにいざ読むと全く違った印象を抱かされる不思議。僕はこっちのが好みなのかも。
そして今回、一番印象に残ったのがモリサン。日本人だから親近感が湧いたってのもあるけど、何よりカッコいい! 最後、乙と向かうシーンはこの巻のハイライトかと。
さて、ストーリーが盛り上がってきたシュピーゲルシリーズ、スプライトの方は6つの話があり、一つの話で4時間が経過する構成なんだとか。楽しみっすね!