嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5 欲望の主柱は絆 感想

ぼくは、僕を取り戻す。 またみーくんと呼ばれるために。

閉じこめられた(継続中)。 まだ僕は、まーちゃんを取り戻してはいない。
外界と完全遮断した密閉屋敷では、家族を殺人犯として疑い合う異常な環境が生み出されていた。
もちろん、その最有力候補は、家族ですらない部外者の僕である。 わはは。
…… さて、それはさておき。 依然としてこの屋敷に助けは来訪していない。
無力すぎる脱出への工作も終わり、食糧も底をつき、大江一族の疑心と嫌悪が頂点に達した時…… ついに伏見の姿まで消えた。
いよいよ、華の全滅に向かって一直線、なのかなぁ。
うーむ、まーちゃんが恋しい今日この頃である。


続きだーい!
さあ前巻から続くクローズド・サークルのお話、解決編。
いや面白かった。今すぐ誰かに薦めたい気分。嘘だけど。
でも入間さんの本はあまり薦めるのには向いてないよね。

なんて嘘をついてみる嘘。


さあさあ、今回もっとも印象に残ったのはヘタレ主人耕造さん。この人は何一つプラスになることしてないね。
そして徐々に湯女も本性を表してきたりといって実は元からですよと。そんな湯女の詳細は6巻の口絵にいたので次回存分に語ろうと言ってショートカット。
んー。そんな湯女と茜以外はみんなダイアウトするので割愛。(ネタバレだよ!)
ちなみに犯人は×××××さん。×の数は適当なので字数に当て嵌まる人が――とは限りませぬ。

にしても解決までは速かった。この巻はむしろ謎を解明した後の真実が知りわたる密室空間での展開がキモかな、と。
結構きました。後半は早く脱出にたどり着きたくて必死でページめくってた。
そんな切望された脱出はとてもあっさり。薄味すぎるわ!もうちょい高カロリーがよかった!
と言いたい事を言える場で撒き散らす。ノットポイズン!

ところで、読んでてあまりそう思わなかったのですが、某通販サイトのレビュー見る限り、なかなかにグロいみたいっす。
どうやら自分の感性が鈍ってるようです。耐性があるとも言えるけど。
でもそれは文字の場合に限ってのことだから、現実に体験/目撃したら口からしもつかれの洪水は必至かも。


次回は6巻!