ツァラトゥストラへの階段 読了

「大昔の神と崇められる存在や、歴史上の英雄などは、パルスをコントロールしていた存在なのよ」得体の知れない“存在”―パルス。パルスは人の精神に寄生する。パルスに寄生されると宿主となった人間の知力・体力があがり、また特殊な力が生まれる場合もあるという。そんなパルスに感染していることが発覚した高校生・福原駿介の運命は一気に動きはじめた。パルスを制御しようとする組織の存在。そして、同じくパルスに寄生されている少女との出会いが―。緊迫のストーリー、開幕。

 前作が非常におもしろかったので、期待して読んだ。もちろんおもしろかった。恒例のナチュラルなセクハラもあったしね! 恐らく、この作者の作風が自分にマッチしてるんじゃないかと。こりゃ著書は揃えるしかありませんな。

 基本は前作と同じ、ゲーム物。でも今回は自分自身を担保にしてお金を借り、ゲームに敗北すると、いわゆる奴隷になる、というルールがある分、緊張感が強いかな。それに、敵対する人間には主人公と同じ高校生だけじゃなくて、一般人もいるからね。あとは、心なしか前作より主人公が甘いような気がするのも緊張感を強めているんじゃないかな。

 とりあえず半端にあるストックを消化するつもりで読んだんだけど、ちゃんと揃えてから読めばよかった・・・・・・! めちゃくちゃおもしれーわ、くそっ。